こどもたちにつたえたい自然と繋がる暮らし方

なにができるかな…?

食べるものを育てること

食べるものは、育てられる。ほんの少しの実りであっても、自分で野菜を収穫して料理をするときには、最高の喜びを味わえる。

街のマンションのベランダであっても、プランターに土と種、太陽と水さえあればいい。毎日世話をすれば、たいていどんな野菜でも育つ。まずは簡単な葉もの野菜から挑戦してみるといいだろう。

育つ過程を知ることで、いつもは買っている野菜もぐっと身近に感じられる。花を咲かせ、種をとれば、生命を繋いでいくこともできる。

もうひとつ、野菜を育てるための肥料として、生ごみコンポストも取り入れてみよう。野菜のくずや、食べ残しなど、コンポストで発酵させれば、植物を育てるための堆肥となる。

ごみとしてどこかに運んで、燃やしたり埋めたりして処分するのではなく、自分たちの食べたものをもう一度土に還し、今度は植物のごはんとすることで、街でも小さな循環の輪、生命のリレーを実感することができる。

道具をつくること

食べるものだけでなく、身の回りの道具も作ることができる。

いまはガスレンジをひねればすぐに火がおきるが、かつては、料理をするためのかまども自分たちで作り、火をおこして、火加減をしていた。衣類であっても、綿なら畑で綿花を育て、それをつむぎ、織ることではじめて着るものができた。

生活が複雑になった現代でも、もともとの仕組みは変わらない。私たちの手は、意外と器用で、いろいろなものを生み出せる。

例えば毎日使う、箸やスプーンやフォークは、木や竹を素材にすれば、小刀や彫刻刀で削るだけでもできる。一度つくってみると、次はもっと箸先を細くしたほうが使いやすいとか、スプーンの口当たりをもっと滑らかにしてみようとか、木をどこから調達してこようかとか、いろいろな発想が生まれてくる。

自分で手間ひまをかけてつくったものは、大切にできるし、その過程も楽しめる。同様に、ものづくりをする目で、きちんとつくられた道具を見てみると、時間をかけて、さまざまな工夫を凝らしていることにも気づくだろう。

暮らすことは、世界と繋がること!

私たちが、何を選び、何を食べて、どう生きるかは、小さなことの積み重ねでも、社会と深く繋がっている。

次回は、都会でどうやって暮らしたら、自然も人間も幸せになれるのかを、循環の方法やコミュニティのあり方を含めて、具体的に考えていこう。

生活が複雑になった現代でも、もともとの仕組みは変わらない。私たちの手は、意外と器用で、いろいろなものを生み出せる。

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