スクラム釜石座談会

三, スクラム釜石メンバーに聞く、ラグビーの魅力。

有村 前からおもっていたんです。
「皆さんにとってのラグビーと釜石は、一体どういうものなんですか?」
っていうことを聞きたいなと。

早川 ラグビーについて語り始めると、
ひとり1時間は…(笑)

全員 (笑)

有村 そこをなんとか!
ラグビーにハート掴まれちゃったきっかけやエピソードを。

budoriインタビュアー

三笠 そうですね、
仲間が多いというか…
やっぱ個人競技じゃないですから。
でも、野球とかサッカーともまた違う。

有村 なるほど。

石山 わたしにとっては、自分自身の表現の手段なのかもしれない。
というのは、俺は全然しゃべれないしね、
勉強もできない。
当然経営もできないし。
でも、俺も少しは目立ちたい。
有名になりたい…とか考えると、
ラグビーだったらできるかもしれないなと。
ラグビーは理屈抜きで、力でねじ伏せるとか、
スピードで抜き去るとか、そういうことができる。
しゃべれない俺でも、有名になれるかもしれない。
そういった意味で、
表現のひとつの手段かもしれないですね。

有村 表現の手段、なんかすごいですね。
博行さんはどうですか?

高橋(博) そうですね~
うーん難しいな…

有村 ぼく、このDVDのなかで博行さんがそれらしいことを話しているのを覚えていますよ。
「今時これだけ発散できるものはまずあり得ない」って。

高橋(博) ラグビーという競技がね。
元々俺は足は遅いし、
スタミナがあるわけでもないし、
運動神経がそんなに良いわけでもないし。
うーん、何故やったかっていうと、
カッコいいと思ったんですよ、
ラグビーって競技そのものが。
何と言うのか、スポーツのあらゆる要素があるんですよ。
格闘技的なとこもあるでしょ?
だからひょっとすると何もできなくても、
「なにか」できることがあると思って。
それにやっぱり、見ててカッコいいなと
思うスポーツをやれたらいいなっておもった。
半ば憧れ的な感じですよ、
はじめたのは。
中学校時代はブラスバンド部でしたから。

高橋博行

坂元 ブラスバンド!

早川 でも、ブラスバンドも
それぞれの個性がないと成り立たないしね。

有村 なるほど。

高橋(博) 俺、小学校時代は野球やってたんだよ。
だけどね中学はブラスバンド部だったし。
その後、秋田高専では2年くらいは結局何もしてなかったです。
バレーボール部にはいってすぐ辞めたりね。
で、ラグビーカッコいいなと思ってみてたら、
先輩に無理矢理引っ張られてラグビー部に。
ところが練習ついていけないもんだから、
しょっちゅうズル休みしたり、怪我してすぐ休んだり。
正味1年ぐらいしかいなかった。
やっと本当の意味で面白いなと思ってきたときに卒業だったもんで、
非常にやり残し感があって。
そしたら、たまたま釜石に配属になってね。
しかも、松尾さんが同期だったの。
すごい人が同期入社じゃないですか。
こりゃあラグビーやりたいなと。
けれど、そのときだって彼(石山)と同じで引き抜かれてきたわけでもないし、
学校のクラブ活動イメージでした。

全員 (笑)

早川 石山さんがおっしゃるように、
自分はこのぐらいしかできないんだけど
15人集まるるとこんな力になるっていうところに惹かれてる人ってすごくいると思う。
スポーツ下手クソなやつなんだけど
気持ちのいいやつを連れてくると、
上手くなったりするんですよ。
それがいいところですかね。

三笠 まあ、運動神経はあった方がいいけど、なくても。

早川 そう、なくても。

三笠 「なにか」やれる。
「僕はこれをやる。」
「お前ようやった。次、俺やるね。」みたいな。
そりゃまあ、
運動神経ないと当然オールジャパンにはなれないんですけど(笑)

石山 俺はいまだに言われますよ、
坂下に。
「次郎さん、下手クソだからな。」って、はきすてるように(笑)

全員 (笑)

座談会の様子

石山 でもそういうところがあっても、
他の面で貢献できる、
他の面で力を出せるということを、
チームメイトがわかってくれるっていうこと。

高橋(博) そうそう。
そこがまたいいんですよ。
例えばいいプレーひとつやるとね、
終わった後に褒めてくれたりするわけですよ。

有村 なるほど。
ここでも、『All for One,One for All.(みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために。)』ですね。

早川 個性とか、献身とか、調和とかね、
そういうのがひとつになって。

高橋(博) また経験すればするほど
そういうことが段々わかってくるじゃないですか。

有村 なるほど。
自分を認めてくれる場所が、
そして貢献できることがあるんだ…と。

高橋(博) わたしなんかは『タックル』を認めてもらって、
試合にも出れたと。
最も自分が劣ってると感じている「スポーツ」のなかで活躍できたっていうのが、
他では味わえないかもしれないですね。

早川 たとえ、足が遅くても、
パスを繋ぐことで誰かがカバーしてくれるとかね。

有村 なるほど。
僕は、高校時代サッカー部で、部室がたまたまラグビー部と一緒だったんです。
なんか、みんなずーっと一緒なんですよ、
ラグビー部だけ。
行きも帰りも。
四六時中一緒にいる、
へんなのって(笑)
サッカー部の僕らには入れないような、
なんか不思議な連帯感。

早川 そういうところ、あるかもしれませんね(笑)

坂元 わたしは、中学も高校もラグビー部がなかったし、
身近にやっているひともいなかった。
テレビでみることすら無いに等しい状態。
ですから、皆さんのミーティングに参加させていただくようになってからですね、
ラグビーについて触れたのは。
まだまだわからないことだらけで…

スクラム釜石もののこと

有村 で、体験したりしてね。

坂元 はい。女子ラグビーの体験があるという情報をいただいて
「これは!」ということで。
個人的に気になっていた「スクラムの組み方」とか、
なにを意識して走るのか…とか、
いろいろ聞いて体感して、たのしかったです。
日曜日に参加したので、月曜日はもう未だかつてない筋肉痛で…
ヨボヨボで会社に行きましたけど(笑)

有村 わたしたちは、ラグビー初心者の初心者なんですけど、
オールジャパンの試合を見せていただいたりとか、
彼女のように体験させていただいたり。
初心者だからこその視点で、知らない人に興味を持ってもらえるためのお手伝いできたらなとおもっていますので。

早川 ぜひ、よろしくお願いします。

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