たくさんのブドリのおとうさんやおかあさんは、たくさんのブドリやネリといっしょに、その冬を暖かいたべものと、明るい薪で楽しく暮らすことができたのでした。

宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」より


budoriは、大切なことを、大切につたえます。
ブドリが、つぎのブドリへと「継承」していくように。

ある種の鳥は、生き延びるために季節に合わせて生息地を変えることを覚え、渡り鳥と呼ばれるようになりました。彼らは、長いながい旅のなかでタネをはこびます。鳥がはこんだタネが、あらたな森をつくりだします。鳥たちは偶然にタネをはこび、偶然に森をつくったのか。それとも森をつくるためにタネをはこんだのか。

おそらく、森をつくるためにタネをはこんだのではないでしょうか。鳥は、ただ生きるために空をとび、生きるためにタネをはこび、そして、生きのこるために新しい森をつくったのだと思います。鳥たちの生活サイクルが共生することと直結している。そこに、無駄なものはなにひとつありません。必要のないものは淘汰され、必要のあるものだけが洗練されていく。これこそが、大自然のデザインです。

budoriも、こんなふうに無駄なく必要なことを広い世のなかに、そして、つぎの世のなかにつたえていきます。

ひとつは、先人の智慧、智識、経験。
ひとつは、世のなかの大切な宝ものを。
そして、それらを掛け合わせてできた大切なできごとを。

Webサイトを使えば、まばたきのあいだに世のなかにむけて発信することができます。電子書籍を使えば、ポケットのなかにアレクサンドリア図書館に匹敵する蔵書だってできます。デバイスを利用したアプリや、映像、音楽は、言葉のかべをこえてつたえることができます。

そして、紙の本があれば、海のうえでも砂漠のまんなかでも、先人たちの智慧や経験に思いを馳せることができるのです。
budoriは、さまざまな媒体を通じて、世のなかにつたえ続けます。


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